気付かぬ内に歯周病!?
歯周病は虫歯と違い自覚症状があまりなく、気付いた時には重症化して手遅れということもあります。
ただ、気をつけてお口の中をよく見ると違いがわかります。健康な歯茎は歯と歯の間が引き締まっており、サーモンピンクのような色をしています。一方、歯周病になると歯と歯の間に隙間ができ、色も赤みを帯びて、全体的にぶよぶよして腫れたり出血したりします。
歯周病は歯の周りにこびりつく細菌の集合体である歯垢(デンタルプラーク)が原因ではじまりますが、正しいブラッシングを心掛ければ、大きなトラブルを回避することができます。
不幸にして歯周病になってしまった場合でも軽度のうちは、ブラッシングと歯周病治療により健康な歯茎を取り戻すことが出来ます。また、進行している場合でも、それ以上進まないように予防することによって現状の歯茎を健康に維持することは可能です。
歯周病は口の中だけでなく、全身の健康にも影響を与えることもあります。例えば、歯周病がある事が糖尿病や心臓疾患、肺炎、低体重児早産などを引き起こしやすくなると言われています。
日ごろからお口の中に感心をもち、何か気になる事があれば放置せずに歯科医院で相談しましょう。何の症状がなくても最低でも年に一回はお口の健康診断をして、ブラッシング指導とクリーニングを受けることをお薦めします。