大人の虫歯は痛くない?
虫歯には、エナメル質の表面が溶けはじめて始まる初期虫歯から、神経をとらないといけない虫歯や治療不能で抜歯になってしまうほど進行した虫歯まで色々な段階があります。
初期虫歯は再石灰化をして進行しない場合もありますが、ほとんどの虫歯は歯の色が黒ずんできたり、食べ物がつまったり、穴が空いたりして、やがて神経を侵して夜も眠れないほどの痛みを伴うことまであります。
特に、大人の場合は、神経近くまで虫歯が進行しないと痛みを感じない場合が多いです。
また、一度治した歯は詰め物などの下で、再度新たな虫歯を作るため、直接刺激が届かず、かなりひどくなるまで気づきません。
チョコレートなど、甘みが口に残るものが虫歯にあたると何か違和感を感じたり、痛みを伴ったりしますが、一瞬で痛みが消えてしまうため、気のせいや、なかったことにしていませんか?
意外と大人の虫歯は気づかないうちに、どんどん進行して気がついた時には大きな穴が空いていたり、激痛で苦しむことが多いです。
少しでも、違和感を感じたら虫歯と疑ってみてください。虫歯は決して自然に治ることはありません。