歯の治療にはレントゲンは必要?!
歯科で撮るレントゲンの中には、部分的に撮る小さなレントゲン(デンタル)、お口全体を撮るレントゲン(パノラマ)、立体的にお口を撮るレントゲン(CT)があります。
デンタルは、歯の中に隠れた小さな虫歯や部分的な歯の状態・骨の減り方・歯の根の病巣などが鮮明に分かります。痛みや歯茎の腫れ、噛みしめが出来ないなど特定の歯の診断に使います。
パノラマは、お口全体の状態(歯周病の進行度、埋伏歯の位置、かみ合わせ、顎関節の状態、顎の骨の薄さなど)が一目で分かります。
CTは、インプラントや埋伏歯の抜歯の時に、より立体的に撮ることで顎の骨格や神経、血管の位置が正確に分かります。
最近はデジタル化が進み、放射能の被ばくのリスクもかなり軽減されています。普通の生活の中で自然に太陽などから浴びる放射線量と比較して歯科で使われる放射線量はほとんど変わらないので心配しなくてよい範囲です。正確な治療のためには、最低限のレントゲンが必要になります。ただし、妊婦さんなどで気になる方がいらっしゃる場合はレントゲンの撮る時期や治療方法を歯科医師にご相談ください。