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気になる銀歯。白い歯にしませんか。
笑った時に銀歯が気になると思ったことはありませんか。虫歯がひどく、小臼歯(前から4番目、5番目)を被せ物として銀歯にしていらっしゃる方はいませんか。保険治療でも白い歯にできる可能性があります。特徴は、従来のレジン(プラスチック)にセラミックの粒子を配合した素材になります。金属を使わないので金属アレルギーの方にも安心です。銀歯と比べて見た目が綺麗な外観をしています。審美性と耐久性にも優れていますが、噛み合わせが強いと診断されている方はオススメ出来ません。また、ブリッジなど繋がった歯には強度の面で適していません。現段階で歯の状況を考慮し、適用できない場合もありますので、一度歯科医院で相談して下さい。
歯ブラシの選び方について
使いやすさで選んでしまいがちな歯ブラシですが、歯ブラシの目的は【歯を磨くこと】と【歯周予防のために歯茎を磨くこと】の2種類があることをご存知でしょうか?お子様に至っては、乳歯と永久歯が混在しているので磨き方には注意が必要です。大人の方は、親知らずや八重歯等お手入れしにくい場所に生えていると、ヘッドの小さいブラシなどを使って磨く必要があります。歯間、歯頚部から奥歯まで磨くためには目的にあった歯ブラシが必要です。歯ブラシは、毛の硬いものと毛の柔らかいものがあります。毛が硬いものであると歯を傷つけてしまう恐れがあるので、知覚過敏が起こりやすくなります。毛の柔らかいものだと歯茎のマッサージが充分にできず、汚れが落ちにくくなります。どちらのブラシにもメリット・デメリットはありますが、歯周病予防には毛が柔らかめですが、コシ(弾力性)があるブラシが適しています。お口の健康には、歯ブラシ1本だけなく、被せ物の周りを磨く小さなブラシや歯間ブラシ・フロス等の併用も時には必要です。まず第一歩として、人によって歯並びやお口の状況が違います。歯ブラシの大きさ・硬さや磨き方が異なるので、一度歯科医院で歯ブラシのサイズや磨き方をチェックをしてもらい、虫歯や歯周病を予防しましょう。
口内炎が気になる方へ。
口内炎が出来て、食べたいものが食べにくいという時はありませんか?口内炎とは、口の中にできる潰瘍(できもの)で、頬や歯茎、舌などの粘膜部分にでき、中央がクレーターのように少しへこんでいたり、表面が白っぽくなり周囲が赤くなっていたりします。口内炎になる原因は、頬の内側や唇、舌などをうっかり噛んでしまったり、入れ歯や差し歯がフィットしていなかったりすることで出来る傷です。そこに細菌が入ることで、口内炎ができてしまいます。その他には、体調不良、ストレス、栄養不足など、健康状態が原因となって口内炎になることもあります。女性の場合、月経前や妊娠期などホルモンが変化する時期に口内炎になりやすいようです。
口内炎は保険治療です。レーザー照射で一瞬で治りますが、再発予防のために入れ歯や噛み合わせの調整などの原因を調べることも大切です。口内炎の治療薬は院内でも処方出来ます。口内炎で悩んでいる方は歯医者に受診しましょう!
お口の清掃に洗口液と液体歯磨きを使っていますか?
9月に入り、新しい生活のスタートを気持ち良くするためには、お口のケアが必要不可欠ではないでしょうか?最近、液体歯磨きや洗口液が流行していると思います。私の周りにも、毎日洗口液だけで済ます方も増えてきています。しかし、洗口液と液体歯磨きでは用途が異なることをご存知ですか?洗口液とは、日常の歯磨きの後に使用するもので、主に歯垢や口臭といった口内トラブルとなる原因を洗い流してくれます。液体歯磨きとは、お口に含んですすいだ後、チューブ状の歯磨き粉と同様にブラッシングしていきます。泡立たないということがメリットで、時間をかけて歯を1本1本丁寧に磨くことができ、歯周病予防の歯ブラシには適します。歯面をよく磨きたい時は、チューブ状の歯磨き粉を使い、時間をかけて丁寧に磨きたい時は、液体歯磨きを使うことです。毎日使用する洗口液と液体歯磨きの用途を使い分けることで効果を得られます。歯磨きをしっかりとした上で用途に応じて正しく使い分け、虫歯や口臭・歯周病予防に気を配って下さい。
親知らずを気にしたことはありますか?
ご自身の親知らずの状態を確認したことはありますか?大人になると親知らずが生えてくる方が多いと思います。親知らずの生え方にも様々あり、気づく人と気づかない人がいます。また、お口の一番奥にあるため、手入れにも苦労すると思います。生えていると思ったサインは噛み合わせがおかしくなったと感じたり、頬を噛んでしまったり、歯が歯茎に当たる時だと思います。
生え方には、3種類あります。①真っ直ぐに生える。②斜めに生えている。③歯茎や骨の下に埋もれている。①に関しては、ご自身ですぐに確認する事ができますが、③に関しては全く気付かず痛くなって、初めて気づきます。抜いた方が良いとされる親知らずは②と③です。②は横の歯に当たり、影響を及ぼしてしまっているものです。放っておくと虫歯や歯周病の原因に繋がります。③の場合は、骨が柔らかい間に抜くと比較的抜きやすいです。①~③を全て抜いた方が良いとは限りません。歯ブラシで磨くことが難しい場合は、小さいブラシで手入れが出来れば、問題ないと思います。親知らずが気になる方は、お手入れ方法や抜くべきか置いておくべきか噛み合わせの調整と共にご相談下さい。
大人のフッ素と子供のフッ素塗布の重要性
フッ素塗布は、子供の虫歯予防だけではなく、大人にも効果があります。
歯にフッ素(フッ化物)塗布を行うと、
①唾液中に含まれるミネラルの沈着を促進し、再石灰化を助けて初期虫歯を治します。
②歯の質を強くし、酸から歯を溶けにくくします。(虫歯の発生を防ぎます。)
③酸の生成を抑えて、お口の中の細菌を増えないようにします。
生えたての乳歯や永久歯は、歯の質が弱く、虫歯になりやすいため、フッ素塗布で予防効果が期待できます。
また、虫歯の進行を抑える効果もあるので、乳幼児や子供に定期的に塗布することをお勧めします。
成人の場合、
①歯周病で歯茎が痩せて(吸収されて)歯のエナメル質より弱い部分のセメント質や象牙質が露出し、虫歯になりやすくなるため、歯質の強化と予防のために、フッ素塗布が必要です。
②ブリッジや部分入れ歯の使用により、唾液の流れが悪くなり、虫歯になりやすくなることもあります。フッ素塗布により、虫歯のリスクが高いところを予防できます。
③歯周病予防や歯茎の引き締め強化も期待できます。
以上のように、歯科医院で定期的にクリーニング(歯面清掃)を行い、フッ素をとりこみやすい状態にして、フッ素塗布を行うことを乳幼児から大人までどなたでもお勧めいたします。
大人の歯ぎしりには要注意!
ご家族、恋人から「歯ぎしりがすごいよ。」と言われた経験はございませんか?歯ぎしりが原因で歯が痛いや歯が染みる、歯や詰め物が割れる、顎や頭が痛い、歯茎が痩せて下がる等々が考えられます。歯ぎしりをしてしまう要因として主にストレスが考えられます。ストレスを軽減していくことはもちろんのことですが、対処法としては歯並びの調整や歯の清掃やマウスピースを作ることだと思います。マウスピースは、毎日使用して頂くことと半年に一度噛み合わせの調整をするためのメンテナンスをするようにして下さい。歯ぎしりを放っておくと顎関節症や知覚過敏の原因や歯だけでなく偏頭痛や肩こりにまで症状が波及していきます。そうなる前に、歯ぎしりでお悩みの方はお気軽にご相談下さい。また子供の歯ぎしりは、成長期に伴い顎が発達したり、歯の生まれ変わりによって噛み合わせが変わることで起こる原因が主になっているので心配はございません。しかし、ストレスの場合もありますので注意して下さい。
歯茎の黒ずみ気になりませんか?
鏡で自分の歯茎を見た時、歯茎が黒いかなと感じたことはございませんか?歯茎が黒ずんで見える原因は主に4つございます。①差し歯、被せ物②喫煙③メラニン色素の沈着④歯周病が挙げられます。特に①の患者様が意外と気になっていると思います。原因としては、歯科治療で歯を被せた際、数年経つと差し歯の土台部分の金属に含まれる銀合金が溶け出してしまっているからです。(金属を使わない土台を使用する治療に変えることも出来ます。)被せ物の場合、金属が歯周病によって、歯茎が下がって透けて見えてきます。これは歯茎の高さに合わせて、新しく被せ直すと改善されます。また、喫煙やメラニン色素が沈着して黒ずむ原因は、レーザー治療によって改善されます。歯周病が原因である場合は、歯のお掃除による除石・ブラッシング指導・噛み合わせの調整・詰め物の再治療などで改善されます。黒ずみを解消するには、何が原因なのかを把握する必要がありますので、お気軽にご相談ください。
お口の臭い、気になりませんか?
日頃、お口の臭いを気にしたことはありませんか?口臭の原因は2つあります。1つは全身疾患からくる内臓関係の病気(消化不良、糖尿病)などがあります。2つ目はお口の中に原因があり、舌の汚れ・入れ歯の汚れ・虫歯・歯周病が考えられます。舌の汚れとは、舌の色が変わっていたり舌の上でザラザラとした苔のような塊がある状態のことを言います。舌汚れの対策としては、舌ブラシを使用し優しくなでる様にすることがコツです。その際、やりすぎには注意して下さい。
虫歯が臭う原因は、虫歯の穴に食べ物が詰まりそれが腐敗し、ガスが発生したりするとすごく臭います。神経が死んでしまって壊死すると痛みは感じませんが骨の中で膿んでしまい、膿の臭いがかなりきつく口臭の原因になります。
歯周病は、歯茎が腫れて細菌が溜まり骨を溶かして膿んでいく病気ですが、痛くはないですが朝起きた時のお口のネバネバと共に強烈な臭いがしています。
その他の原因として、入れ歯に食べカスや歯石が付着したり、コーヒーやタバコなどの着色が口臭の原因となっています。入れ歯の手入れを欠かさず行いましょう。
お口の中の病気で起こる口臭は、早期発見・治療ですぐに改善されることなので一度ご自身で確認してみて、歯科医院で相談してみましょう。
あなたにあった治療方法やケアの仕方が見つかると思います。
入れ歯のメンテナンスをしていますか?
「入れ歯を定期的にメンテナンスしなければいけないのですか?」という質問を最近よく受けます。お正月にお餅などを食べて、入れ歯のことを気にされる患者様がいらっしゃいます。部分入れ歯の方は、入れ歯だけではなくご自身の歯の検診が必要です。入れ歯を支えているご自身の歯が歯周病や虫歯になってしまうと、入れ歯自体がぐらついたり、壊れてしまう原因となります。入れ歯にも歯石がつくので、他の歯に汚れが広がってしまうことがありますので、検診に行くことをおススメしています。また総入れ歯の方も年数と共に歯茎が痩せ、入れ歯を支える骨が弱くなったり、人工の歯同士がすり減ってしまい、顎関節症が起きてしまう可能性があります。
どちらの入れ歯にしても、毎日使用していると日常差し支えないかもしれませんが、年数と共に顎の骨が痩せたり、体重の変化や噛み合わせの変化が入れ歯に影響しています。最低1年に1回は、入れ歯の検診をしましょう。入れ歯は体の一部です。