まめ知識

口元のケアで印象は変わる⁉

4月から新生活をスタートする方がたくさんいらっしゃるかと思います。その場合、見た目や印象が気になりませんか?特に口元は自他共によく見ていますし、よく見られていると思います。最近患者様からは、・前歯の差し歯が黒ずんで見える・根元の金属が黒ずむ・隙間が空く・詰め物に段差が出来ているというお声を頂きます。また、歯石が溜まって歯が繋がっているように見えたり、歯茎が腫れたり、口臭が気になる等々。痛みはないですが、そこには何らかの症状が隠れています。歯周病の初期段階や隠れ虫歯が潜んでいる場合があります。悪化してしまうと費用や時間がかかってしまいます。歯石の除去など歯の掃除を行い、ブラッシングのチェックを受けたり、古い差し歯や詰め物であれば新しく入れ替えることで、改善されます。今のお口の状態にあった美しく自然な歯に見えたり、顔の形も綺麗になると思います。少しでも気になる部分がある方は気軽に受診していただき、新生活を良い印象でスタートさせていきましょう!

入れ歯を作ったまま放置していませんか。

入れ歯と聞くと少し構えて聞いてしまうような印象があります。しかし、入れ歯は入れ歯をしていない人に比べフェイスラインが垂れ下がらず、綺麗に保つことができます。保険適用の入れ歯はよく知られているバネが入っているもので、バネが目立ってしまいます。保険適用外ですが、バネがなく見た目の違和感も少ないノンクラスプデンジャーという方法もあります。また、金属床の入れ歯は、口の中の違和感が少ないタイプです。入れ歯を使うことは、大きな役割を担っています。入れ歯がなかったり、歯が1本ないだけで、噛む力の低下や噛み合わせが悪くなること、または顔の筋肉が低下し全体的に垂れ下がってしまうことが考えられます。周りの健康な歯が伸びて、失う可能性があります。なので、入れ歯を入れて噛み合わせを保つということは、非常に大きな役割を果たしています。入れ歯を作ったのに全く使用していない方や歯がなくなっても生活できると思っている人は要注意です。自分の口にあった入れ歯を見つけることが大切ですので、相談する際は様々な入れ歯を試してみて違和感のない入れ歯にするよう歯科医に受診することをおススメします。

気になる銀歯。白い歯にしませんか。

笑った時に銀歯が気になると思ったことはありませんか。虫歯がひどく、小臼歯(前から4番目、5番目)を被せ物として銀歯にしていらっしゃる方はいませんか。保険治療でも白い歯にできる可能性があります。特徴は、従来のレジン(プラスチック)にセラミックの粒子を配合した素材になります。金属を使わないので金属アレルギーの方にも安心です。銀歯と比べて見た目が綺麗な外観をしています。審美性と耐久性にも優れていますが、噛み合わせが強いと診断されている方はオススメ出来ません。また、ブリッジなど繋がった歯には強度の面で適していません。現段階で歯の状況を考慮し、適用できない場合もありますので、一度歯科医院で相談して下さい。

歯ブラシの選び方について

使いやすさで選んでしまいがちな歯ブラシですが、歯ブラシの目的は【歯を磨くこと】と【歯周予防のために歯茎を磨くこと】の2種類があることをご存知でしょうか?お子様に至っては、乳歯と永久歯が混在しているので磨き方には注意が必要です。大人の方は、親知らずや八重歯等お手入れしにくい場所に生えていると、ヘッドの小さいブラシなどを使って磨く必要があります。歯間、歯頚部から奥歯まで磨くためには目的にあった歯ブラシが必要です。歯ブラシは、毛の硬いものと毛の柔らかいものがあります。毛が硬いものであると歯を傷つけてしまう恐れがあるので、知覚過敏が起こりやすくなります。毛の柔らかいものだと歯茎のマッサージが充分にできず、汚れが落ちにくくなります。どちらのブラシにもメリット・デメリットはありますが、歯周病予防には毛が柔らかめですが、コシ(弾力性)があるブラシが適しています。お口の健康には、歯ブラシ1本だけなく、被せ物の周りを磨く小さなブラシや歯間ブラシ・フロス等の併用も時には必要です。まず第一歩として、人によって歯並びやお口の状況が違います。歯ブラシの大きさ・硬さや磨き方が異なるので、一度歯科医院で歯ブラシのサイズや磨き方をチェックをしてもらい、虫歯や歯周病を予防しましょう。

口内炎が気になる方へ。

口内炎が出来て、食べたいものが食べにくいという時はありませんか?口内炎とは、口の中にできる潰瘍(できもの)で、頬や歯茎、舌などの粘膜部分にでき、中央がクレーターのように少しへこんでいたり、表面が白っぽくなり周囲が赤くなっていたりします。口内炎になる原因は、頬の内側や唇、舌などをうっかり噛んでしまったり、入れ歯や差し歯がフィットしていなかったりすることで出来る傷です。そこに細菌が入ることで、口内炎ができてしまいます。その他には、体調不良、ストレス、栄養不足など、健康状態が原因となって口内炎になることもあります。女性の場合、月経前や妊娠期などホルモンが変化する時期に口内炎になりやすいようです。

口内炎は保険治療です。レーザー照射で一瞬で治りますが、再発予防のために入れ歯や噛み合わせの調整などの原因を調べることも大切です。口内炎の治療薬は院内でも処方出来ます。口内炎で悩んでいる方は歯医者に受診しましょう!

お口の清掃に洗口液と液体歯磨きを使っていますか?

9月に入り、新しい生活のスタートを気持ち良くするためには、お口のケアが必要不可欠ではないでしょうか?最近、液体歯磨きや洗口液が流行していると思います。私の周りにも、毎日洗口液だけで済ます方も増えてきています。しかし、洗口液と液体歯磨きでは用途が異なることをご存知ですか?洗口液とは、日常の歯磨きの後に使用するもので、主に歯垢や口臭といった口内トラブルとなる原因を洗い流してくれます。液体歯磨きとは、お口に含んですすいだ後、チューブ状の歯磨き粉と同様にブラッシングしていきます。泡立たないということがメリットで、時間をかけて歯を1本1本丁寧に磨くことができ、歯周病予防の歯ブラシには適します。歯面をよく磨きたい時は、チューブ状の歯磨き粉を使い、時間をかけて丁寧に磨きたい時は、液体歯磨きを使うことです。毎日使用する洗口液と液体歯磨きの用途を使い分けることで効果を得られます。歯磨きをしっかりとした上で用途に応じて正しく使い分け、虫歯や口臭・歯周病予防に気を配って下さい。

大人の歯ぎしりには要注意!

ご家族、恋人から「歯ぎしりがすごいよ。」と言われた経験はございませんか?歯ぎしりが原因で歯が痛いや歯が染みる、歯や詰め物が割れる、顎や頭が痛い、歯茎が痩せて下がる等々が考えられます。歯ぎしりをしてしまう要因として主にストレスが考えられます。ストレスを軽減していくことはもちろんのことですが、対処法としては歯並びの調整や歯の清掃やマウスピースを作ることだと思います。マウスピースは、毎日使用して頂くことと半年に一度噛み合わせの調整をするためのメンテナンスをするようにして下さい。歯ぎしりを放っておくと顎関節症や知覚過敏の原因や歯だけでなく偏頭痛や肩こりにまで症状が波及していきます。そうなる前に、歯ぎしりでお悩みの方はお気軽にご相談下さい。また子供の歯ぎしりは、成長期に伴い顎が発達したり、歯の生まれ変わりによって噛み合わせが変わることで起こる原因が主になっているので心配はございません。しかし、ストレスの場合もありますので注意して下さい。

歯茎の黒ずみ気になりませんか?

鏡で自分の歯茎を見た時、歯茎が黒いかなと感じたことはございませんか?歯茎が黒ずんで見える原因は主に4つございます。①差し歯、被せ物②喫煙③メラニン色素の沈着④歯周病が挙げられます。特に①の患者様が意外と気になっていると思います。原因としては、歯科治療で歯を被せた際、数年経つと差し歯の土台部分の金属に含まれる銀合金が溶け出してしまっているからです。(金属を使わない土台を使用する治療に変えることも出来ます。)被せ物の場合、金属が歯周病によって、歯茎が下がって透けて見えてきます。これは歯茎の高さに合わせて、新しく被せ直すと改善されます。また、喫煙やメラニン色素が沈着して黒ずむ原因は、レーザー治療によって改善されます。歯周病が原因である場合は、歯のお掃除による除石・ブラッシング指導・噛み合わせの調整・詰め物の再治療などで改善されます。黒ずみを解消するには、何が原因なのかを把握する必要がありますので、お気軽にご相談ください。

お口の臭い、気になりませんか?

日頃、お口の臭いを気にしたことはありませんか?口臭の原因は2つあります。1つは全身疾患からくる内臓関係の病気(消化不良、糖尿病)などがあります。2つ目はお口の中に原因があり、舌の汚れ・入れ歯の汚れ・虫歯・歯周病が考えられます。舌の汚れとは、舌の色が変わっていたり舌の上でザラザラとした苔のような塊がある状態のことを言います。舌汚れの対策としては、舌ブラシを使用し優しくなでる様にすることがコツです。その際、やりすぎには注意して下さい。

虫歯が臭う原因は、虫歯の穴に食べ物が詰まりそれが腐敗し、ガスが発生したりするとすごく臭います。神経が死んでしまって壊死すると痛みは感じませんが骨の中で膿んでしまい、膿の臭いがかなりきつく口臭の原因になります。

歯周病は、歯茎が腫れて細菌が溜まり骨を溶かして膿んでいく病気ですが、痛くはないですが朝起きた時のお口のネバネバと共に強烈な臭いがしています。

その他の原因として、入れ歯に食べカスや歯石が付着したり、コーヒーやタバコなどの着色が口臭の原因となっています。入れ歯の手入れを欠かさず行いましょう。

お口の中の病気で起こる口臭は、早期発見・治療ですぐに改善されることなので一度ご自身で確認してみて、歯科医院で相談してみましょう。

あなたにあった治療方法やケアの仕方が見つかると思います。

歯石の除去を定期的に行っていますか?

そもそも歯石とは何で出来ているかご存知でしょうか?お口の中の細菌が増えてねばねばした塊になることを歯垢(しこう)又はプラークと言います。例えば、舌で前歯の裏を触ったときにねばねばした状態になっていることがありませんか?それが歯垢です。その歯垢にお口の中のカルシウム成分等がくっついて固まった状態を歯石と言います。舌で前歯の裏を触ったときに、固まってざらざらしてきたらそれはもう歯石です。歯石になると、固いだけでなく、歯の根元にも付着しますので歯ブラシでは絶対に取れません。歯石の中では細菌が増殖していくため、歯を支えている骨を溶かしていきます。腫れた歯茎の下でどんどん骨が痩せていき、歯を支えきれなくなります。そのまま放置しておくと、歯がぐらぐらして噛めなかったり、自然に抜け落ちたりします。これが歯周病の怖いところです。重症になるまで痛みが無いため、気づかないところで歯周病は進行していきます。歯周病を防ぐためには、定期的に歯石を除去することが必要です。毎日の歯磨きでは行き届かない部分があるため、歯科医院でしっかり除去してもらいましょう。目安としては半年から10か月以内がおすすめです。歯のクリーニングをしたい(歯石を除去したい)、歯の定期検診を受けたいと伝えましょう。今まで気づかなかったお口のトラブルもわかるかもしれません。

ゆか歯科クリニック

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