まめ知識
歯垢の染色剤を使ったことはありますか?
歯科医院で赤く染めてもらって、ブラッシング指導を受けたことや、自宅で市販の歯垢染色剤を使ってブラッシングされている方もいらっしゃると思います。
歯垢染色剤で歯垢を染めだすことによって、ご自分の磨き癖やブラッシングの苦手な場所が見つかります。
しっかり磨いたつもりでも意外と赤く染まって磨き残しに気づかれることが多いと思います。
ただ、染まっている箇所だけを必死で磨いてしまうと歯茎を痛めてしまいがちです。歯垢染色剤で磨き残しを確認してから歯磨きするのもよいですが、先にしっかり歯を磨いた後に歯垢染色剤を使って自分がよく磨き残す箇所を把握することの方が有効的な使い方です。
歯周病や虫歯予防のためには歯ブラシの角度に気をつけて正しいブラッシングで順序よく丁寧に磨くことが必要です。磨き残しがある箇所は、フロスや補助的なブラシを併用して磨き残しゼロにするように心がけてください。
唾液の大切さを知っていますか?
唾液は、粘膜を保護して様々な刺激から守っています。
唾液の中には多くのミネラル成分が含まれていて、初期虫歯を再石灰化して守ってくれたり、虫歯菌が出す酸を中和して虫歯になりにくくします。唾液の成分には、抗菌物質も含まれるため、殺菌作用があり、歯周病の進行も防ぎます。
唾液が減ると、虫歯が増えたり、歯周病がひどくなったりします。また、入れ歯が合わなくなって落たりずれたり、痛みを感じたりもします。粘膜が荒れて口内炎ができやすくなるのも、その一つです。
冬はお口の中が乾燥しやすく唾液も少なくなりやすいので、お口の中を清潔にして、お口の中を乾燥させないように気をつけて下さい。