予防歯科

歯茎のお手入れしていますか?

皆さん、歯の状態をチェックすることは多いと思いますが、自身の歯茎をじっくりと見たことはありますでしょうか。健康な歯茎は、薄いピンク色で引き締まっていることが挙げられます。逆に要観察が必要な歯茎は、赤みがあってブヨブヨしている。歯茎が下がって歯が長く見えているなどが考えられます。起きた時の口のネバツキや口臭が気になる。歯茎が出血していなくても、上記のようなものが見られれば受診して下さい。歯周病が進行しているサインです。放置すると骨が痩せ溶けて無くなり、抜歯になります。予防法としては、①歯茎もブラッシングする。(歯周ポケットに歯ブラシを45度に差し込み、毛先が浮き上がらないように細かく動かす(微振動)歯を1本ずつ丁寧にマッサージすることがポイントです。)②歯と歯の間や歯と歯茎の間に歯間ブラシやデンタルフロスをする。(間違った方法で使用すると歯周病を悪化させる場合があるので注意が必要です。)予防法は正しく定期的に行う必要がありますので、自身の歯茎をチェックして頂き、受診して下さい。

食生活におけるお口のリスク

冬に差し掛かり、寒い季節になりました。寒くなってくるとチョコレートやホットコーヒーが恋しくなりませんか?しかし、食べすぎには注意が必要です。日常生活にはお口のリスクがたくさん潜んでいるので一部をご紹介します。ガムやチョコレートの食べすぎ:ガムやチョコレートを食べていると歯が一瞬痛いと思うことありませんか?でも、そのあとに痛みは感じずスルーしてしまうことが多いと思いますが、虫歯の可能性が高いです。治療した歯の中に隙間があり、そこに菌が溜まっているなどが挙げられるので、一瞬でも痛みがあれば要注意ですので、歯科検診に行くことをオススメします。

コーヒーや赤ワイン、健康茶:寒いのでついついホットコーヒーを飲んだり、美味しい食事の共に赤ワインを好まれる方もいると思います。気づけば歯が茶色くなっているように見えるなどはありませんか?これらの飲み物は歯に着色しやすいです。セルフケアで落とすことができればいいですが、長年の蓄積になるとそうはいかない場合もあると思います。歯科医では、特別な道具と薬剤で汚れを落とすことはできます。更に着色を予防できる歯のトリートメントもできますので、定期的に行うのが良いと思います。

このように日常生活に様々なお口のリスクは潜んでいます。年内までにお口のチェックをしてみてはいかがでしょうか。

8020(ハチマルニイマル)運動

8020運動を聞いたことはありますでしょうか。平成元年に日本歯科医師会が推進した「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。2023年6月時点の厚生労働省からの実態調査で約51%の達成率になるそうです。日々の歯磨きなどの生活習慣の積み重ねが必要です。しかし、20本以上の自分の歯を保つことが目的ではなく、健康な歯や咀嚼できる歯を保つことが重要です。1つの手段としては、噛み合わせを考えた入れ歯です。1本虫歯で無くしてしまったが、周りの歯は問題ないから放置してしまうなど、よくあることだと思いますが、そのような原因が積み重なり、歯を失っていきます。嚙み合わせを考えた入れ歯を作成し、定期的なメンテナンスを行うなどを心がけましょう。歯を失う原因の最も多くは歯周病です。1本ではなく、まとめて歯を失くすこともあります。日々のブラッシングの仕方の積み重ねが予防となります。なので、歯の定期検診やブラッシング指導などを受けて頂き、健康寿命を延ばし、いつまでも美味しい物をストレスなく食べていくことが長生きの秘訣かもしれません。

そもそも歯石とは?

4月からの新生活に向けて、一度歯の検診を受けてはどうでしょうか。よく耳にする「歯の検診で歯石を取りましょう。」と言われると思いますが、歯石とはなんでしょうか。歯石になる前段階として、歯垢が存在します。歯垢とは、別名「プラーク」と言われています。細菌の集合体であり、ネバツキがある汚れであり、これらは普段の歯磨きで落とすことが出来ます。しかし、全ての汚れを普段の歯磨きで落とすことができずに、残ってしまいそれが固まってしまったものが歯石になります。歯の表面がザラザラしているようなものになります。これらは歯磨きで落とすことが難しいので、歯科医院で除去してもらうことになります。歯石を放置してしまうと、ザラザラしていることから汚れが付着しやすくなり、虫歯や歯周病の原因につながり、口臭にも影響が出ます。このように歯石は普段の歯磨きを頑張っていても出来てしまうものです。目安は半年に1回の定期検診をオススメします。定期検診では、歯石除去の他に歯の状態を見るので、その他の症状のリスク防止に繋がります。口内がスッキリするとたくさん会話をしたくなるかもしれないですね。新生活を気持ちよく迎えましょう。

季節の変わり目、体調とお口にご用心

季節が変わり、秋から冬になるような季節になりました。最近は、インフルエンザなどの流行菌が増加していると耳にします。風邪を引くと体調が悪いと連想されますが、実はお口の中も症状が現れています。主に歯茎の赤みや腫れ、又は出血、口内のネバツキや口臭です。飛沫感染は、感染者がくしゃみや咳をつばなどの飛沫と一緒にウィルスを放出することで、別の人がウィルスを口や鼻から吸い込んで感染してしまうことです。体調が悪いと、うがいや歯磨きを後回しにしてしまい、口の中が不潔になり、むし歯や歯周病などの素になる菌が増殖します。そこにインフルエンザウィルスが混じり、滞留しやすくなるそうです。健康なお口の中はだ液などの自浄作用が働きますが、免疫力が低下している時や、お口の中を不潔にしている時はその機能が低下します。なので、体調が悪くても洗口液などを使用して菌の繁殖を抑えることが重要です。また、歯茎の腫れの中には歯周病ではなく、歯の根の先が膿んで腫れることがあります。ひどくなると痛みや口が開かないことがありますし、無症状の場合もあります。無症状は治癒されている訳ではなく、慢性病巣が広がり次に症状が現れたら抜歯の場合があります。風邪を引いて体調が悪いから歯も悪くなったとは思わずに、知らない内に進行している可能性があるので、歯周病なのか歯が悪いのかの検診を体調が治った後に受けることをオススメします。

歯周病を防ぐには歯間ケアも

歯磨きをしていると歯茎が下がってきているのではないかと感じる方はいますでしょうか。歯磨きだけでは歯間のケアが充分ではなく、歯間に溜まったプラークが原因で虫歯を引き起こすかもしれません。放置していると歯茎が腫れ、その下で歯の根元の骨が溶けてきます。その影響で歯が長く感じたり、歯間が広くなったり、歯がグラついたりしてきます。歯科医院で定期検診を受診することは必須ですが、日々のセルフケアが重要です。歯間ケアの1つとして歯間ブラシやデンタルフロスなどが考えられます。歯磨きが終わった後に行うのが良いと思います。毎日は面倒な方でも、週に1~2回と日にちを決めて行うことが良いでしょう。歯と歯の間に隙間がある方は、歯間ブラシが良いでしょう。これは歯周病の進行が進んでいる証拠になっている可能性があるので、注意が必要です。デンタルフロスの使い方としては、歯と歯の間に入れる際と抜く際は前後に動かしながら行います。上下に強く入れてしまうと逆に歯茎を下げる原因となるので、力任せにせず、歯に沿わしながら行うことを意識して下さい。個人差がありますので、歯科医院で適切な指導を受けて下さい。日々の歯磨きだけでは、歯と歯の間の汚れは落ちにくいです。歯周病予防のためにも、歯間ケアを忘れずに!

旅先にはマイ歯ブラシセットを持参して!

今年は、お盆期間でご旅行や帰省される方が多いのではないでしょうか。そこで絶対に持って行って欲しいアイテムはマイ歯ブラシセットです。ご旅行先のホテルなどにはアメニティとして、歯ブラシセットが常備されていると思います。しかし、あの歯ブラシは毛先が硬いや、ブラシが大きすぎて上手く磨けず、歯茎から出血した経験などないでしょうか。旅先や帰省先で盛り上がってしまい、歯磨きを忘れたり、適当に済ましてしまいがちですが、歯を丁寧に磨くことを心がけて下さい。アルコール飲料を摂取した後、そのまま寝てしまうと、アルコールには糖分も含まれているので、細菌が付着したまま寝ることになります。このような行動で歯周病や虫歯の進行に繋がります。日常、歯を丁寧に磨いているのであれば継続して下さい。マイ歯ブラシセットのメリットは、自分のお口にあった歯ブラシなので丁寧に磨くことができたり、歯磨き粉にもこだわりがあると思うので、お口を清潔に保つことができます。万が一忘れた場合は、マウスウォッシュを代用して下さい。自分のお口には何が合うのか分からない方は、歯科医院で質問して下さい。お口にあっった歯磨き粉が分かれば、サンプルとしてお渡ししている医院もあるので、是非聞いてみて下さい。旅先にはマイ歯ブラシセットを忘れずに!!!

歯肉炎は歯周病の前兆?

暑くなってきて、体力が低下したりと免疫力が下がってきている方もいるのではないでしょうか。疲れから歯磨きが疎かになってはいませんか?鏡で一度お口の中の状態を確認してみて下さい。歯茎が赤くなっているや炎症がある場合は、歯肉炎の可能性があります。歯の状態を見てしまいがちですが、歯茎の状態も確認してください。歯肉炎とは、歯と歯の間に隙間が出来、その隙間に細菌が溜まり炎症を起こすことです。歯磨きをしていたら、歯茎から血が出ていたことはありませんか。痛みがないため、放置してしまいますが、それらが進行すると歯周病となってしまいます。意外と怖い症状であるとも言えます。歯肉炎の症状としては、①歯垢が見える(歯の淵に白濁色などの汚れが付着している)②歯の境目が分かりにくい。③歯肉が出血する。などが挙げられます。これらを改善するには、毎日の歯磨きが重要です。歯磨きは歯を磨くだけではなく、歯茎のマッサージも必要です。歯ブラシを軽く歯茎に押し当て、横磨きにならないよう、歯周ポケットに差し込み微振動で磨く(マッサージ)イメージです。進行してしまうと歯周病となり、歯が抜け落ちてしまうリスクがあります。そうなる前に定期的な検診です。歯垢・歯石の除去などを行うことで予防ができます。歯肉炎は早期発見できれば、治ります。大切な歯を守るため歯茎にも着目し、違和感があれば歯科医院にいくことをオススメします。

6月は虫歯予防月間です。

一度は耳にしたことがあると思いますが、6月は虫歯予防月間です。または口と歯の健康週間とも呼ばれています。今回挙げるのは、歯周病予防です。歯周病が進行すると歯を失うリスクが高くなる病気なので、要注意です。近年は世代を問わず流行していますので、初期症状がどのようなものかを認識して下さい。①痛みがないが、歯茎が腫れることがある②歯茎のふちや歯茎全体が赤っぽい③歯磨きの際に血が出る。このような症状が挙げられます。初期症状を超えてくると、歯を支えている骨が溶けていき歯が抜け落ちてしまいます。これらを歯周病と言います。一度減った骨は元に戻ることが出来ません。これが歯周病の怖い所です。歯のぐらつきが大きくなる。口臭が強くなる。口の中がネバつく感覚がある。歯が長くなったように感じる。これらになると重症です。予防としては、生活習慣の見直し、適切なブラッシングや歯科検診が挙げられます。冒頭にもありますが、6月は予防月間です。歯周病は自覚症状が少ないが、水面下で徐々に進んでしまう怖い病気です。適切なブラッシング方法や症状にあった歯ブラシや歯磨き粉を歯科医院でチェックを受けてはいかがでしょうか。

歯の着色汚れ気になりませんか?

新年となり、楽しいイベントが盛り沢山ではないでしょうか。コロナ禍からマスク着用義務が緩和されたりと相手のお口を久しぶりに見る機会が増えるかもしれません。そんな中、手入れを怠っていて鏡でチェックしてみると「こんなに歯が茶色(黄色)だったかな?」と思われることあると思います。それは、着色汚れです。無視し続けると虫歯になるので、一つのサインであることを覚えていて下さい。これらの原因は、飲食と生活習慣です。着色しやすいコーヒー、紅茶、ウーロン茶、赤ワインなどこの時期に飲みたいものが多いですね。食べ物だと、カレーやお菓子(チョコレート)などです。ホワイトニング機能がある歯磨き粉でこまめな歯磨きなどで予防はできますが、時間が経つと汚れが落ちにくくなります。歯科医院では、保険治療では歯石取りを兼ねた着色研磨をします。保険外治療は、PMTCでトリートメント、もっと白くしたい方(歯の色自体が悪い)はホワイトニング(歯を白くする)があります。大勢で集まる機会が多くなる季節、せっかく旧友などと再会するのであれば、歯は白いに越したことありませんよね。是非、鏡でセルフチェックし、汚れや黄ばみや歯の変形が気になる方は、除石を含んだ着色研磨を受けることをオススメします。

ゆか歯科クリニック

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