保険治療
歯周病を防ぐには歯間ケアも
歯磨きをしていると歯茎が下がってきているのではないかと感じる方はいますでしょうか。歯磨きだけでは歯間のケアが充分ではなく、歯間に溜まったプラークが原因で虫歯を引き起こすかもしれません。放置していると歯茎が腫れ、その下で歯の根元の骨が溶けてきます。その影響で歯が長く感じたり、歯間が広くなったり、歯がグラついたりしてきます。歯科医院で定期検診を受診することは必須ですが、日々のセルフケアが重要です。歯間ケアの1つとして歯間ブラシやデンタルフロスなどが考えられます。歯磨きが終わった後に行うのが良いと思います。毎日は面倒な方でも、週に1~2回と日にちを決めて行うことが良いでしょう。歯と歯の間に隙間がある方は、歯間ブラシが良いでしょう。これは歯周病の進行が進んでいる証拠になっている可能性があるので、注意が必要です。デンタルフロスの使い方としては、歯と歯の間に入れる際と抜く際は前後に動かしながら行います。上下に強く入れてしまうと逆に歯茎を下げる原因となるので、力任せにせず、歯に沿わしながら行うことを意識して下さい。個人差がありますので、歯科医院で適切な指導を受けて下さい。日々の歯磨きだけでは、歯と歯の間の汚れは落ちにくいです。歯周病予防のためにも、歯間ケアを忘れずに!
入れ歯への抵抗感?
歯周病などで歯を失ってしまった場合どのような対処法があるでしょうか。治療法として、ブリッジ・インプラント・部分入れ歯などの選択肢が考えられます。しかし、入れ歯と聞いて、入れ歯は何となく嫌だなと感じている方はいませんでしょうか。入れ歯にはたくさんのメリットがあります。歯がないままにしていると、頬が窪んでしまったり、シワの原因にもなり、実年齢よりも年老いて見られる方が多くなります。入れ歯には種類があります。一般的には、バネが見え隠れするような部分入れ歯を想像されると思います。保険外治療となりますが、ノンクラスプデンチャーという弾力性のある入れ歯でバネは使用せず、見た目が良く自分の口内とフィットし違和感が少ないことが特徴です。また、口の中が狭く感じたり、味が感じにくくなるのではという懸念がある方は、金属床の入れ歯という入れ歯の一部に薄い金属を使用していることで、違和感が最小限になり、耐久性にも優れているのが特徴です。周りの歯を削らないことやインプラントのような手術が必要がないこともメリットとして挙げられ、自然な歯のように見せることができます。保険治療で出来る入れ歯もありますが、口内の違和感を少しでも軽減したいのであれば、上記で紹介した入れ歯をオススメします。入れ歯をすることで口周りが引き締まり、若々しくなります。気になる方は歯科医院にてご相談下さい。
旅先にはマイ歯ブラシセットを持参して!
今年は、お盆期間でご旅行や帰省される方が多いのではないでしょうか。そこで絶対に持って行って欲しいアイテムはマイ歯ブラシセットです。ご旅行先のホテルなどにはアメニティとして、歯ブラシセットが常備されていると思います。しかし、あの歯ブラシは毛先が硬いや、ブラシが大きすぎて上手く磨けず、歯茎から出血した経験などないでしょうか。旅先や帰省先で盛り上がってしまい、歯磨きを忘れたり、適当に済ましてしまいがちですが、歯を丁寧に磨くことを心がけて下さい。アルコール飲料を摂取した後、そのまま寝てしまうと、アルコールには糖分も含まれているので、細菌が付着したまま寝ることになります。このような行動で歯周病や虫歯の進行に繋がります。日常、歯を丁寧に磨いているのであれば継続して下さい。マイ歯ブラシセットのメリットは、自分のお口にあった歯ブラシなので丁寧に磨くことができたり、歯磨き粉にもこだわりがあると思うので、お口を清潔に保つことができます。万が一忘れた場合は、マウスウォッシュを代用して下さい。自分のお口には何が合うのか分からない方は、歯科医院で質問して下さい。お口にあっった歯磨き粉が分かれば、サンプルとしてお渡ししている医院もあるので、是非聞いてみて下さい。旅先にはマイ歯ブラシセットを忘れずに!!!
歯肉炎は歯周病の前兆?
暑くなってきて、体力が低下したりと免疫力が下がってきている方もいるのではないでしょうか。疲れから歯磨きが疎かになってはいませんか?鏡で一度お口の中の状態を確認してみて下さい。歯茎が赤くなっているや炎症がある場合は、歯肉炎の可能性があります。歯の状態を見てしまいがちですが、歯茎の状態も確認してください。歯肉炎とは、歯と歯の間に隙間が出来、その隙間に細菌が溜まり炎症を起こすことです。歯磨きをしていたら、歯茎から血が出ていたことはありませんか。痛みがないため、放置してしまいますが、それらが進行すると歯周病となってしまいます。意外と怖い症状であるとも言えます。歯肉炎の症状としては、①歯垢が見える(歯の淵に白濁色などの汚れが付着している)②歯の境目が分かりにくい。③歯肉が出血する。などが挙げられます。これらを改善するには、毎日の歯磨きが重要です。歯磨きは歯を磨くだけではなく、歯茎のマッサージも必要です。歯ブラシを軽く歯茎に押し当て、横磨きにならないよう、歯周ポケットに差し込み微振動で磨く(マッサージ)イメージです。進行してしまうと歯周病となり、歯が抜け落ちてしまうリスクがあります。そうなる前に定期的な検診です。歯垢・歯石の除去などを行うことで予防ができます。歯肉炎は早期発見できれば、治ります。大切な歯を守るため歯茎にも着目し、違和感があれば歯科医院にいくことをオススメします。
6月は虫歯予防月間です。
一度は耳にしたことがあると思いますが、6月は虫歯予防月間です。または口と歯の健康週間とも呼ばれています。今回挙げるのは、歯周病予防です。歯周病が進行すると歯を失うリスクが高くなる病気なので、要注意です。近年は世代を問わず流行していますので、初期症状がどのようなものかを認識して下さい。①痛みがないが、歯茎が腫れることがある②歯茎のふちや歯茎全体が赤っぽい③歯磨きの際に血が出る。このような症状が挙げられます。初期症状を超えてくると、歯を支えている骨が溶けていき歯が抜け落ちてしまいます。これらを歯周病と言います。一度減った骨は元に戻ることが出来ません。これが歯周病の怖い所です。歯のぐらつきが大きくなる。口臭が強くなる。口の中がネバつく感覚がある。歯が長くなったように感じる。これらになると重症です。予防としては、生活習慣の見直し、適切なブラッシングや歯科検診が挙げられます。冒頭にもありますが、6月は予防月間です。歯周病は自覚症状が少ないが、水面下で徐々に進んでしまう怖い病気です。適切なブラッシング方法や症状にあった歯ブラシや歯磨き粉を歯科医院でチェックを受けてはいかがでしょうか。
過去に治療した白い詰め物が気になりませんか。
脱マスク生活をされている方が増えてきている中、口元を以前に比べ気にされることが多いのではないでしょうか。過去に前歯や奥歯の小さい虫歯や歯茎のきわに対して白い詰め物(レジン)の治療されたが、メンテナンスをしていない方など、再度鏡で歯をチェックされてはいかがでしょうか。よく観察すると黒い線が入っていたり、詰め物のひび割れやすり減りや詰めた歯と段差があるなどないでしょうか。痛みはなく単なる汚れと思われる方が多いと思いますが、それは全て虫歯が進行しています。理由は詰め物はプラスチック製なので経年劣化や噛みしめることで割れたり、ヒビが入ったり、強いブラッシングですり減ったりとすることが挙げられます。レジンのメリットは①金属に比べて見た目が良い②治療期間が短い③修理が比較的簡単④保険治療なので、比較的安価。デメリットは①強度が弱い②変色しやすい。などが挙げられます。また、より強度や審美性に優れたものを選びたい場合は、自費治療でセラミックでの治療方法があります。こまめなメンテナンスを行えば保険内で完結できます。全てに言えますが、綺麗に保つ秘訣は検診とメンテナンスが必須です。
チョコレートを食べて歯が痛む経験はありませんか?
バレンタインデーの季節がやってきました。チョコレートをよく食べてしまう時期かもしれません。チョコレートを食べた時に歯が痛む経験はないでしょうか。食べた際、「キィーン」と痛むような気がしたけど、しばらくすると落ち着くので放置されることがあると思います。これは「甘味痛」と言われます。特徴としては①甘い物が歯にしみる。②冷たい物、温かい物を飲食した時にしみる。③噛むと痛みや違和感がある。があります。痛みを感じる象牙質という部分がむき出しになっているため、このような症状が現れます。原因としては①強すぎる歯磨き②糖分の摂取によって作り出される虫歯菌の酸③歯周病です。これらの対策としては、軽度であれば知覚過敏に効く歯磨き粉の使用や歯科医院での薬物塗布が挙げれます。痛みがひどくなると象牙質の外側を埋める治療法や以前、治した歯の詰め物の下が虫歯になっています。この場合は、虫歯治療のやり直しとなります。歯の変色や歯に黒い線が出来ている、詰め物と歯の間に隙間がある方は要注意です。チョコレートをたくさん食べるこの季節。歯に十分気を使って頂き美味しく食べて下さい。気になった方は放置せずに歯科医院の受診をオススメします。
歯の着色汚れ気になりませんか?
新年となり、楽しいイベントが盛り沢山ではないでしょうか。コロナ禍からマスク着用義務が緩和されたりと相手のお口を久しぶりに見る機会が増えるかもしれません。そんな中、手入れを怠っていて鏡でチェックしてみると「こんなに歯が茶色(黄色)だったかな?」と思われることあると思います。それは、着色汚れです。無視し続けると虫歯になるので、一つのサインであることを覚えていて下さい。これらの原因は、飲食と生活習慣です。着色しやすいコーヒー、紅茶、ウーロン茶、赤ワインなどこの時期に飲みたいものが多いですね。食べ物だと、カレーやお菓子(チョコレート)などです。ホワイトニング機能がある歯磨き粉でこまめな歯磨きなどで予防はできますが、時間が経つと汚れが落ちにくくなります。歯科医院では、保険治療では歯石取りを兼ねた着色研磨をします。保険外治療は、PMTCでトリートメント、もっと白くしたい方(歯の色自体が悪い)はホワイトニング(歯を白くする)があります。大勢で集まる機会が多くなる季節、せっかく旧友などと再会するのであれば、歯は白いに越したことありませんよね。是非、鏡でセルフチェックし、汚れや黄ばみや歯の変形が気になる方は、除石を含んだ着色研磨を受けることをオススメします。
朝起きて歯磨きをすることから読み取れること。
皆さんは、朝起きてまず一番にすることは何でしょうか?朝食を摂る方や仕事や学校の準備をする方など過ごし方は様々だと思います。その中でまず一番にして頂きたいことは「歯磨き」です。ある調査によると、20、30代の2割は歯磨きをしないそうです。なぜ朝起きて歯磨きをすることが大切なのかというと、就寝中は細菌をコントロールしている唾液の量が減り口内が乾燥し、細菌が増殖しているからです。大量の細菌と一緒に食べ物を食べていると考えるとゾッとしますね。朝食後の歯磨きも大切ですが、起床後に行うことは、まず歯磨きをすることを推奨します。ちなみに、起床後の歯磨きは大切ですが、就寝前や食後の歯磨きなど、こまめに歯磨きをすることを忘れないようにして下さい。単に歯を磨けば良いのではなく、虫歯予防や歯周病予防も兼ねて歯茎のマッサージ、歯と歯の間など予防の観点から歯磨きを行うことが大切です。これらを我流で行わず、歯ブラシの種類や歯間ブラシのサイズやブラッシングの仕方は異なります。洗口液のみを使用することは、歯周病予防には繋がっていません。自身のお口の状態を知るために、歯科医院を受診して自分にあったやり方や道具を見つけていきましょう。
前歯の虫歯のサイン
皆さんは前歯の虫歯と聞いたらどのようなモノを想像されますか?想像が付きにくいという方は、一度セルフチェックをした方が良いかもしれません。歯と歯の間が何となく黒ずんでいるなと思う方や歯の色に変化があると思われた方は虫歯かもしれません。虫歯であると、削ると大きな穴になり驚かれる方が多いです。これらは痛みを伴わないので、気づきにくいです。痛みがあると神経を取らないといけません。この治療には保険治療と自費治療があります。症状が軽い方は、保険治療でコンポジェットレジン(白い詰め物)がオススメです。デメリットとしては、欠けやすいことが挙げられるので定期的な受診が必要です。それ以上の方は、歯を被せなければならないので、保険治療の場合であると硬質レジン前装冠(金属の上に白いプラスチックを貼り付けた物)があります。これは、変色したり、根元の金属が見えるので、見た目が気になる方はオススメしません。しかし、自費治療のオールセラミッククラウン(金属を使わないセラミックの被せ物)は、染みることなく耐久力もあり変色せず綺麗に仕上がります。前歯の虫歯にならないようにするためには、日常歯磨きの徹底です。前歯に磨き残しがある場合がほとんどなので、歯の表面はもちろん歯と歯の間や歯の裏も1本1本丁寧にブラッシングすることを心がけて下さい。前述しましたが、前歯の虫歯は痛みがなく気づきにくいです。少しでも異変を感じたら歯科医院で診断してみて下さい!