保険治療
大人の虫歯は痛くない!?
大人の虫歯は痛くありません。知らないうちに出来ているものなのです。虫歯は痛くなったら受診ではないのです。例えば、一度歯に詰め物をしている方などは詰め物の周りの歯が黒くなっていたり、詰め物が取れる。フロスをするとよく引っかかる歯がある。チョコレートなど甘い物を食べた時に歯が染みた。歯周病や加齢に伴い、歯茎の位置が下がって歯が減っている。歯茎の境目が黒ずんでいる。既に神経を取っている歯がある方。この方は、虫歯が進んでも痛みがないので気付かず、ある時急にポキッと折れてしまう場合があります。このような症状以外な方も常に注意が必要です。自身では、大人虫歯は分かりにくいものです。普段の生活の中で小さなサインは出ています。少しでも違和感を感じるのであれば、受診することをおススメします。症状が重くなると時間と費用がかかります。そうならないために早期発見・治療が大切です。
知覚過敏などの歯が染みるお悩みの方へ
最近、「虫歯なのか知覚過敏なのか分からないです。」という患者様が多数来院されます。知覚過敏とは、歯の表面のエナメル質が削れて、痛みを感じる部分の象牙質がむき出しになっている状態を指します。理由としては、①間違ったブラッシング②炭酸飲料等の過剰摂取③歯ぎしり④噛み合わせの悪さなどが挙げられます。これらに当てはまり、知覚過敏を放置してしまうと虫歯に繋がっていきますので注意して下さい。知覚過敏の一般的な予防策として、知覚過敏を抑える効果のある歯磨き粉の使用やエナメル質をすり減らす歯磨きの仕方(強い力で横磨きをする等)を変えることが挙げられます。一向に治らないという方は、歯科医に相談すると・正しいブラッシング指導・染みるのを抑える薬の塗布・レーザー照射や減ったエナメル質を補うための詰め物を充填する改善法があります。歯が染みるだけでは、虫歯か知覚過敏なのかが分からないですが、どちらも歯科医院で原因を調べて頂き、早期治療を施すことが気持ち良く好きな食べ物を食べられる日が近くなります!
口元のケアで印象は変わる⁉
4月から新生活をスタートする方がたくさんいらっしゃるかと思います。その場合、見た目や印象が気になりませんか?特に口元は自他共によく見ていますし、よく見られていると思います。最近患者様からは、・前歯の差し歯が黒ずんで見える・根元の金属が黒ずむ・隙間が空く・詰め物に段差が出来ているというお声を頂きます。また、歯石が溜まって歯が繋がっているように見えたり、歯茎が腫れたり、口臭が気になる等々。痛みはないですが、そこには何らかの症状が隠れています。歯周病の初期段階や隠れ虫歯が潜んでいる場合があります。悪化してしまうと費用や時間がかかってしまいます。歯石の除去など歯の掃除を行い、ブラッシングのチェックを受けたり、古い差し歯や詰め物であれば新しく入れ替えることで、改善されます。今のお口の状態にあった美しく自然な歯に見えたり、顔の形も綺麗になると思います。少しでも気になる部分がある方は気軽に受診していただき、新生活を良い印象でスタートさせていきましょう!
気になる銀歯。白い歯にしませんか。
笑った時に銀歯が気になると思ったことはありませんか。虫歯がひどく、小臼歯(前から4番目、5番目)を被せ物として銀歯にしていらっしゃる方はいませんか。保険治療でも白い歯にできる可能性があります。特徴は、従来のレジン(プラスチック)にセラミックの粒子を配合した素材になります。金属を使わないので金属アレルギーの方にも安心です。銀歯と比べて見た目が綺麗な外観をしています。審美性と耐久性にも優れていますが、噛み合わせが強いと診断されている方はオススメ出来ません。また、ブリッジなど繋がった歯には強度の面で適していません。現段階で歯の状況を考慮し、適用できない場合もありますので、一度歯科医院で相談して下さい。
口内炎が気になる方へ。
口内炎が出来て、食べたいものが食べにくいという時はありませんか?口内炎とは、口の中にできる潰瘍(できもの)で、頬や歯茎、舌などの粘膜部分にでき、中央がクレーターのように少しへこんでいたり、表面が白っぽくなり周囲が赤くなっていたりします。口内炎になる原因は、頬の内側や唇、舌などをうっかり噛んでしまったり、入れ歯や差し歯がフィットしていなかったりすることで出来る傷です。そこに細菌が入ることで、口内炎ができてしまいます。その他には、体調不良、ストレス、栄養不足など、健康状態が原因となって口内炎になることもあります。女性の場合、月経前や妊娠期などホルモンが変化する時期に口内炎になりやすいようです。
口内炎は保険治療です。レーザー照射で一瞬で治りますが、再発予防のために入れ歯や噛み合わせの調整などの原因を調べることも大切です。口内炎の治療薬は院内でも処方出来ます。口内炎で悩んでいる方は歯医者に受診しましょう!
歯石の除去を定期的に行っていますか?
そもそも歯石とは何で出来ているかご存知でしょうか?お口の中の細菌が増えてねばねばした塊になることを歯垢(しこう)又はプラークと言います。例えば、舌で前歯の裏を触ったときにねばねばした状態になっていることがありませんか?それが歯垢です。その歯垢にお口の中のカルシウム成分等がくっついて固まった状態を歯石と言います。舌で前歯の裏を触ったときに、固まってざらざらしてきたらそれはもう歯石です。歯石になると、固いだけでなく、歯の根元にも付着しますので歯ブラシでは絶対に取れません。歯石の中では細菌が増殖していくため、歯を支えている骨を溶かしていきます。腫れた歯茎の下でどんどん骨が痩せていき、歯を支えきれなくなります。そのまま放置しておくと、歯がぐらぐらして噛めなかったり、自然に抜け落ちたりします。これが歯周病の怖いところです。重症になるまで痛みが無いため、気づかないところで歯周病は進行していきます。歯周病を防ぐためには、定期的に歯石を除去することが必要です。毎日の歯磨きでは行き届かない部分があるため、歯科医院でしっかり除去してもらいましょう。目安としては半年から10か月以内がおすすめです。歯のクリーニングをしたい(歯石を除去したい)、歯の定期検診を受けたいと伝えましょう。今まで気づかなかったお口のトラブルもわかるかもしれません。
奥歯が欠けた時はセラミック?それとも銀歯?
奥歯が欠けた時、セラミックか銀歯で迷われたことはないでしょうか?
保険治療の銀歯は必ずしも悪いものではありません。固さが十分あるので、機能を回復するには適当な治療法だと考えられます。ただ、見た目が暗くなり、プラーク(汚れ)が付きやすく、歯ぐきにも影響がある場合があります。
セラミックは、銀歯程の固さはないですが、通常の使用では摩耗することもなく、変色もしないため、見た目の美しさに優れています。また、天然歯に近い自然な透明感があり、歯ぐきにもやさしいため、黒ずんだりもしません。
見た目だけでなく、銀歯だと温度差を通すので良くしみることがありますが、セラミックは温度差を通さないことからしみることが少なくすみます。
セラミックが割れる時というのは、歯ぎしりや、食いしばりなどで歯に強い力が加わった時に起こります。ただ、割れることによって噛み合わせている反対の歯を痛めずに守ってくれる効果があります。不幸にして割れた場合は、もう一度噛み合わせを調整して、その時のお口の状態に合ったセラミックを作り治します。
欠けた奥歯は目立たない場所ではありますが、セラミックの白い歯を入れると、口元が明るくなり健康的な印象を与えます。お口の状態に合わせて治療法が変わるので、銀歯で機能の回復をするか、審美性を求めてセラミックにするか、迷われた時は是非相談してください。
歯周病の予防法と治療法について
歯周病のチェック(前回のブログを参照)をして、当てはまった項目があった方は、予防と治療が必要になります。
まずは、保険治療により歯科医院で以下のようなことを行います。
1.歯周病の検査をし、歯ブラシチェックを行います。
2.効果的な歯磨きの方法や食事の取り方などの説明を受けます。(予防)
3.歯ブラシだけでは取り除けない歯石や歯の汚れを専用の器具で綺麗にします。(治療)
4.歯周病がかなり進行している場合は、病的な歯肉を手術により取り除くこともあります。(治療)
5.再付着した歯石の除去やブラッシングのチェックを定期健診で行います。(予防)
これらを継続することによって、健康で美しい口元を保つことができます。
さらに、自費治療として徹底的に歯をクリーニングし、フッ素でコーティングすると歯周病予防に効果的です。
歯と歯肉の境目にプラークが付着することで歯周病は始まるので、予防で心がけることは、プラークを付着させない、付着してもすぐに取り除くことが重要です。