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気付かぬ内に歯周病!?
歯周病は虫歯と違い自覚症状があまりなく、気付いた時には重症化して手遅れということもあります。
ただ、気をつけてお口の中をよく見ると違いがわかります。健康な歯茎は歯と歯の間が引き締まっており、サーモンピンクのような色をしています。一方、歯周病になると歯と歯の間に隙間ができ、色も赤みを帯びて、全体的にぶよぶよして腫れたり出血したりします。
歯周病は歯の周りにこびりつく細菌の集合体である歯垢(デンタルプラーク)が原因ではじまりますが、正しいブラッシングを心掛ければ、大きなトラブルを回避することができます。
不幸にして歯周病になってしまった場合でも軽度のうちは、ブラッシングと歯周病治療により健康な歯茎を取り戻すことが出来ます。また、進行している場合でも、それ以上進まないように予防することによって現状の歯茎を健康に維持することは可能です。
歯周病は口の中だけでなく、全身の健康にも影響を与えることもあります。例えば、歯周病がある事が糖尿病や心臓疾患、肺炎、低体重児早産などを引き起こしやすくなると言われています。
日ごろからお口の中に感心をもち、何か気になる事があれば放置せずに歯科医院で相談しましょう。何の症状がなくても最低でも年に一回はお口の健康診断をして、ブラッシング指導とクリーニングを受けることをお薦めします。
歯と歯の間に食べ物が挟まって困っていませんか?
食事中に食べ物が歯と歯の間に挟まり、爪楊枝などで取り除いた経験がある方は多いと思います。食べ物が歯に挟まると、違和感や歯が浮いた感覚があったりします。また、長時間、食べ物が挟まり続けたり大きかったりすると、歯周ポケット内に食べ物が食い込み歯肉に炎症を起こします。もちろん、挟まった食べ物を取り除けば症状は落ち着きますが、繰り返し挟まっていると、虫歯のもとになったり歯肉からの出血が多くなり痛みを伴うことがあります。
挟まりやすい食べ物はありますが(繊維性の食べ物など)虫歯で歯に穴があいていたり、歯に段差ができていたり、咬み合わせが悪い場合、また、歯周病で歯がグラグラ揺れていたりすると、状況はかなり悪くなりがちです。
もちろん、虫歯や歯周病を治すのも必要ですが、やはり一番重要なことは日々の効果的なブラッシングです。デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助器具を使用することで状況はかなり改善されますが、これらの器具は慣れないと使用方法が難しく、正しく使えていないと、かえって歯茎を痛めてしまうこともあります。
歯科医院で正しい使用方法をチェックし、定期的にお口の中の検査をして、トラブルの起きない健康な歯と歯肉を保ちましょう。
食後に歯磨きしていますか?
食後にすぐ歯磨きをすると虫歯になりやすいという噂が雑誌やテレビなどで伝えられていました。
これは、間違った情報であり、食後は早やめに歯磨きをすることが正解です。
食べ物を食べた後は口の中が酸性になり虫歯になりやすい環境となります。ただ、唾液の作用で酸を中和したり、歯の再石灰化で、歯が溶けないように防御してくれます。炭酸飲料や糖分などの過剰摂取は、この自浄作用をはるかに超えてしまうので、歯磨きをすることで、細菌の増殖を抑えます。歯磨きをしないままでいると、歯垢の中の細菌によって糖分が分解され、酸が作られて虫歯や歯周病になりやすくなります。
重要なことは、食後には早めに歯磨きをして歯垢とその中にある細菌を取り除くことです。
特に、子供の場合は、保護者の方の仕上げ磨きが重要です。
乳幼児から歯磨きをしていると、急に仕上げ磨きを嫌がったりしますが、子供の発育過程においては、よく見られる現象です。
そのため、お子様の歯ブラシと保護者の仕上げ磨き用の歯ブラシを分けて、まず、子供に磨かせてから保護者の方が奥歯などの磨きにくい部分をしっかり磨いてあげてください。
また、小学生になると、保護者に磨いてもらうことに抵抗があると思いますが、生えかわった大人の歯が一番虫歯になりやすく、歯肉炎も起こしやすいです。
そのため、小学生になっても、週に最低一回は、大人の歯(奥歯や前歯)をチェックをしてあげてください。
食後には、子供の時から、歯磨きをする習慣をつけておきましょう。
フッ素塗布で虫歯予防
フッ素塗布は、子供の虫歯予防だけではなく、大人にも効果があります。
歯にフッ素(フッ化物)塗布を行うと、
①唾液中に含まれるミネラルの沈着を促進し、再石灰化を助けて初期虫歯を治します。
②歯の質を強くし、酸から歯を溶けにくくします。(虫歯の発生を防ぎます。)
③酸の生成を抑えて、お口の中の細菌を増えないようにします。
生えたての乳歯や永久歯は、歯の質が弱く、虫歯になりやすいため、フッ素塗布で予防効果が期待できます。
また、虫歯の進行を抑える効果もあるので、乳幼児や子供に定期的に塗布することをお勧めします。
成人の場合、
①歯周病で歯茎が痩せて(吸収されて)歯のエナメル質より弱い部分のセメント質や象牙質が露出し、虫歯になりやすくなるため、歯質の強化と予防のために、フッ素塗布が必要です。
②ブリッジや部分入れ歯の使用により、唾液の流れが悪くなり、虫歯になりやすくなることもあります。フッ素塗布により、虫歯のリスクが高いところを予防できます。
③歯周病予防や歯茎の引き締め強化も期待できます。
以上のように、歯科医院で定期的にクリーニング(歯面清掃)を行い、フッ素をとりこみやすい状態にして、フッ素塗布を行うことを乳幼児から大人までどなたでもお勧めいたします。
詳しくは、「よくあるご質問」のコーナーをご覧下さい。
虫歯予防デイ ~お口の健康診断していますか~
この時期は会社・学校での健康診断がよく行われます。
歯医者に問題なしと言われたら安心してしまいます。でも、小さな虫歯や初期の歯周病は、案外見つからないものです。
また、歯科検診がないところもありますが、症状がなければ放置してしまいます。痛くなくても、知らないうちに虫歯や歯周病は進行してしまっているのです。
歯医者なんて痛くなければ行かないと思いがちです。
面倒くさいことや嫌なことからは、つい逃げてしまいますが、歯磨きなどは小さなときから毎日続けられていると思います。
これは、良い癖(習慣)がついており、当たり前になっているからです。
定期的に歯医者に行く、定期的にお口のケアをすることも習慣になってしまえば、結果的に、虫歯や歯周病の予防になり、お口の健康を保つことができるのです。
予防をする上では、定期的に歯石除去、歯ブラシチェックをすることが大切です。
この機会にお口のチェックをして、定期健診を習慣化してみませんか。
キシリトールで虫歯を防ぐ?
キシリトールとは天然素材の甘味料で、虫歯の原因となる酸を作らない糖を含んだ素材です。
虫歯の原因となる菌は、食べカスの中の糖分をエネルギーとして酸を作り活動しています。
しかし、その菌は、甘味料のあるキシリトールを食べられないため、歯を溶かす酸を出すことができないのです。
糖という栄養を摂れない菌は段々と力をなくしていきます。
ただし、キシリトールが入っている食品やガムを食べているだけでは駄目です。
キシリトールには、プラークをサラサラにさせる効果もあるため、キシリトールを摂った後にきちんとブラッシングをすることでプラークが除去され、虫歯予防や歯周病予防になるのです。
また、キシリトールガムを噛むことで、顎の発達を促したり、唾液を出すことで口臭予防にもつながるので、正しいブラッシングと上手にキシリトールを併用してお口の健康を保ちましょう。
年に一度の定期検診はお忘れなく。
新生活とともに口元もリフレッシュしてみましょう。
新しい節目となるこの時期に、服装だけでなく身体と心も綺麗にしたいと考えている方が年々増えてきているように感じます。
エステを受ける感覚で口元も美しくしてみませんか。
当院では、患者様が納得のいく十分な説明を大切にしております。
不安な部分を解消していただき、患者様と一緒に治療の計画を作っていきます。
治療後のアフターケアーも含め、永く続く美しい口元を目指しましょう。
口元が変われば人生も変わります。
虫歯や歯周病などで痛みや腫れがある時だけなく、口内炎、歯の黄ばみ、歯並び、歯の形などの小さな悩みからでも相談しませんか。
また、あごが痛くて口が開きにくい、人工の歯や歯茎が変色した、歯が割れたり段差が気になるなど諦めていたことも改善してみましょう。
是非、気軽にリフレッシュ感覚でご来院ください。
赤ちゃんのハミガキトレーニング、はじめませんか?
乳歯が生えたら、そろそろお口のケアが必要です。
健康なお口を保つ為には、歯が生え始めた時点から 親子で一緒にハミガキトレーニングを開始することが重要です。
赤ちゃんの事を研究している Combi(コンビ)から、乳歯ブラシセット(ブラシ形状のもの)ができました。
お子様が、しっかり握れて落としにくく、 奥歯まで届きやすい為よく磨けて、 のど突きしにくい設計なので、安心して 自分でトレーニングができます。
その上、保護者による仕上げ磨きで、サポートしてあげることで、丈夫な強い歯をつくる習慣をつけて下さい。
お口のケアに、便利な道具で 親子で楽しくハミガキトレーニングを はじめてみませんか。
歯周病の予防法と治療法について
歯周病のチェック(前回のブログを参照)をして、当てはまった項目があった方は、予防と治療が必要になります。
まずは、保険治療により歯科医院で以下のようなことを行います。
1.歯周病の検査をし、歯ブラシチェックを行います。
2.効果的な歯磨きの方法や食事の取り方などの説明を受けます。(予防)
3.歯ブラシだけでは取り除けない歯石や歯の汚れを専用の器具で綺麗にします。(治療)
4.歯周病がかなり進行している場合は、病的な歯肉を手術により取り除くこともあります。(治療)
5.再付着した歯石の除去やブラッシングのチェックを定期健診で行います。(予防)
これらを継続することによって、健康で美しい口元を保つことができます。
さらに、自費治療として徹底的に歯をクリーニングし、フッ素でコーティングすると歯周病予防に効果的です。
歯と歯肉の境目にプラークが付着することで歯周病は始まるので、予防で心がけることは、プラークを付着させない、付着してもすぐに取り除くことが重要です。
歯周病のチェックをしてみませんか?
歯周病とは、歯ぐきに起きる、化膿性の炎症のことです。痛みもなく知らないうちに進行し、歯ぐきが腫れたり口臭が酷くなったり、歯を支えている骨が痩せて歯がグラグラになり、放っておくと最後には歯が抜けてしまいます。
軽度の歯肉炎を含めれば成人の90%近く(10代から)が歯周病です。
以下のような症状は歯周病予備軍のサインです。
1.歯を磨くと歯ぐきから出血をする。
2.歯ぐきが赤く、歯が浮いたような感じがする。
3.朝起きた時、口の中がネバネバする。
4.歯ぐきが腫れてブヨブヨしている。
5.歯肉が下がって、以前より歯が長くなったように見える。
6.口臭が気になったり、歯肉から膿がでることがある。
7.歯がグラついて、食べ物がよく噛めない。
思いあたることが一つでもあれば、早期治療が必要です。