虫歯治療
アルコールは虫歯に大敵?
年末年始と楽しいイベントが盛り沢山だったと思います。ついつい集まってはお酒片手に盛り上がったでしょう。アルコールの摂取は虫歯の原因の1つです。アルコール摂取が虫歯になる可能性は低いかもしれませんが、①お酒に糖分が含まれているもの②飲み会などの長時間食べ飲み③歯磨きをせずに寝てします。等が要因になります。①について、甘いお酒を飲むと糖分が口内に残り、酸を作り出し虫歯の原因になります。②については、長時間の席は口内に食べ物などがあることで、口内が酸性になっている状態が続きます。酸が歯の表面のエナメル質を溶かし、虫歯になりやすい環境になっています。また、飲み会終わりは喉が渇いたり、トイレが近くなることもあると思います。そうなると水分が足りておらず、口内が乾燥してしまいます。唾液の自浄作用が低下し、虫歯菌の活動を活発にしていることになります。③については、早く寝たいあまりに歯磨きをせずに寝ると上記のような菌が残ったまま寝ることになるので虫歯を加速させてしまいます。飲み会などお酒の席は楽しいですが、歯のケア(入念な歯磨き)をしっかりとしてから寝ることを心がけましょう。
むし歯?歯の変色?
6月は虫歯予防月間です。お口の中を今一度よく確認する月にして頂きたいです。コロナ禍ではマスクの着用が義務であったり、現在もマスクを着用される機会が多くあります。ふと、口の中を除くと歯の色が、グレーのような色になっていると感じるなど、口の中を見る機会が減ったからこそ、悩むことがあると思います。今回は、歯の変色についてお話します。歯の変色は7種類あります。①全体的に黒く変色②1本だけグレーっぽく変色③表面に白い斑点ができた④茶色い線や変色している⑤着色によって黄ばんでいる⑥白や黄色・黒ずんだ着色物がある⑦茶色・黒いシミや穴の空いている。上記のようなことが考えられます。虫歯治療にあたるものは、③④⑦になります。これらは治療することによって、改善されます。変色に当たってホワイトニングで改善されるのは、②⑥になります。特に②については、オフィスブリーチ(1本約1万~1.5万)の費用感で治療ができ、ご自身の歯の白さに戻すことが出来ます。⑥は、6本以上の治療が必要になりますので、オフィスブリーチとホームブリーチを組み合わせ、長期間の治療になることが予想されます。⑤については、保険治療にて着色研磨ができます。ある程度の着色や汚れは取れます。それ以上を望む場合は、自費治療にて、ホワイトニングやトリートメントの治療をオススメします。歯の変色には様々な種類があることが分かりました。今一度、ご自身の口の中を確認頂き、違和感を感じたら歯科医院に受診して下さい。
季節の変わり目、体調とお口にご用心
季節が変わり、秋から冬になるような季節になりました。最近は、インフルエンザなどの流行菌が増加していると耳にします。風邪を引くと体調が悪いと連想されますが、実はお口の中も症状が現れています。主に歯茎の赤みや腫れ、又は出血、口内のネバツキや口臭です。飛沫感染は、感染者がくしゃみや咳をつばなどの飛沫と一緒にウィルスを放出することで、別の人がウィルスを口や鼻から吸い込んで感染してしまうことです。体調が悪いと、うがいや歯磨きを後回しにしてしまい、口の中が不潔になり、むし歯や歯周病などの素になる菌が増殖します。そこにインフルエンザウィルスが混じり、滞留しやすくなるそうです。健康なお口の中はだ液などの自浄作用が働きますが、免疫力が低下している時や、お口の中を不潔にしている時はその機能が低下します。なので、体調が悪くても洗口液などを使用して菌の繁殖を抑えることが重要です。また、歯茎の腫れの中には歯周病ではなく、歯の根の先が膿んで腫れることがあります。ひどくなると痛みや口が開かないことがありますし、無症状の場合もあります。無症状は治癒されている訳ではなく、慢性病巣が広がり次に症状が現れたら抜歯の場合があります。風邪を引いて体調が悪いから歯も悪くなったとは思わずに、知らない内に進行している可能性があるので、歯周病なのか歯が悪いのかの検診を体調が治った後に受けることをオススメします。
過去に治療した白い詰め物が気になりませんか。
脱マスク生活をされている方が増えてきている中、口元を以前に比べ気にされることが多いのではないでしょうか。過去に前歯や奥歯の小さい虫歯や歯茎のきわに対して白い詰め物(レジン)の治療されたが、メンテナンスをしていない方など、再度鏡で歯をチェックされてはいかがでしょうか。よく観察すると黒い線が入っていたり、詰め物のひび割れやすり減りや詰めた歯と段差があるなどないでしょうか。痛みはなく単なる汚れと思われる方が多いと思いますが、それは全て虫歯が進行しています。理由は詰め物はプラスチック製なので経年劣化や噛みしめることで割れたり、ヒビが入ったり、強いブラッシングですり減ったりとすることが挙げられます。レジンのメリットは①金属に比べて見た目が良い②治療期間が短い③修理が比較的簡単④保険治療なので、比較的安価。デメリットは①強度が弱い②変色しやすい。などが挙げられます。また、より強度や審美性に優れたものを選びたい場合は、自費治療でセラミックでの治療方法があります。こまめなメンテナンスを行えば保険内で完結できます。全てに言えますが、綺麗に保つ秘訣は検診とメンテナンスが必須です。
チョコレートを食べて歯が痛む経験はありませんか?
バレンタインデーの季節がやってきました。チョコレートをよく食べてしまう時期かもしれません。チョコレートを食べた時に歯が痛む経験はないでしょうか。食べた際、「キィーン」と痛むような気がしたけど、しばらくすると落ち着くので放置されることがあると思います。これは「甘味痛」と言われます。特徴としては①甘い物が歯にしみる。②冷たい物、温かい物を飲食した時にしみる。③噛むと痛みや違和感がある。があります。痛みを感じる象牙質という部分がむき出しになっているため、このような症状が現れます。原因としては①強すぎる歯磨き②糖分の摂取によって作り出される虫歯菌の酸③歯周病です。これらの対策としては、軽度であれば知覚過敏に効く歯磨き粉の使用や歯科医院での薬物塗布が挙げれます。痛みがひどくなると象牙質の外側を埋める治療法や以前、治した歯の詰め物の下が虫歯になっています。この場合は、虫歯治療のやり直しとなります。歯の変色や歯に黒い線が出来ている、詰め物と歯の間に隙間がある方は要注意です。チョコレートをたくさん食べるこの季節。歯に十分気を使って頂き美味しく食べて下さい。気になった方は放置せずに歯科医院の受診をオススメします。
前歯の虫歯のサイン
皆さんは前歯の虫歯と聞いたらどのようなモノを想像されますか?想像が付きにくいという方は、一度セルフチェックをした方が良いかもしれません。歯と歯の間が何となく黒ずんでいるなと思う方や歯の色に変化があると思われた方は虫歯かもしれません。虫歯であると、削ると大きな穴になり驚かれる方が多いです。これらは痛みを伴わないので、気づきにくいです。痛みがあると神経を取らないといけません。この治療には保険治療と自費治療があります。症状が軽い方は、保険治療でコンポジェットレジン(白い詰め物)がオススメです。デメリットとしては、欠けやすいことが挙げられるので定期的な受診が必要です。それ以上の方は、歯を被せなければならないので、保険治療の場合であると硬質レジン前装冠(金属の上に白いプラスチックを貼り付けた物)があります。これは、変色したり、根元の金属が見えるので、見た目が気になる方はオススメしません。しかし、自費治療のオールセラミッククラウン(金属を使わないセラミックの被せ物)は、染みることなく耐久力もあり変色せず綺麗に仕上がります。前歯の虫歯にならないようにするためには、日常歯磨きの徹底です。前歯に磨き残しがある場合がほとんどなので、歯の表面はもちろん歯と歯の間や歯の裏も1本1本丁寧にブラッシングすることを心がけて下さい。前述しましたが、前歯の虫歯は痛みがなく気づきにくいです。少しでも異変を感じたら歯科医院で診断してみて下さい!
歯周病が原因となる虫歯
夏になってきて、アイスなどの冷たい食べ物が欲しくなりますよね。歯を磨いていると、歯茎が下がってきており段差になっているなと感じたり、歯が染みるという経験はないでしょうか。歯茎が下がってきているのは、歯の根の部分の虫歯リスクが大きくなります。放置していると、歯茎が下がった部分に対して虫歯ができます。(根面う蝕)原因としては、①歯周病が進行している。②誤ったブラッシングをしている。③歯ぎしりや食いしばり④口呼吸によるドライマウスの方などが挙げられます。歯茎が下がっていることに対しての治療方法は、減った歯の根元に白い詰め物を入れた後、歯周病の予防を行います。予防としては、ブラッシング指導、歯ぎしり・嚙み合わせの調整などが挙げられます。これらは、保険治療で出来るのでお気軽にご相談下さい。また、歯周病予防の一番は日々のブラッシングです。適切なブラッシングをするために指導をさせていただきます。歯科医院にブラッシング指導のみ?と思わずに検診を受けて頂き、歯周病リスクを減らし、歯茎が下がらない健康な歯を保ちましょう。
大人の虫歯は痛くない!?
6月は、虫歯予防月間となっています。大人の虫歯は意外と気づきにくいものです。痛みが伴えば分かるのですが、中にはそうではないものがあります。症状例としては、歯が白濁になっていたり、歯に黒い線や小さな穴があるなどこの段階では、痛みがないので放置される方もいますが、これは虫歯です。歯に小さな穴がある場合は、歯の内部では虫歯が大きく進行している、または詰め物をした歯と詰め物と歯の隙間に虫歯ができているのに気づかないことが考えられます。後者は、詰め物の経年劣化が原因であることも考えられます。また、歯周病などで歯茎が下がると、下がった部分に対して虫歯菌が付着します。これが蓄積されると歯を減らしてしまうので折れることがあります。なぜ気づかないのかというと、大人になるにつれて、痛みを感じる神経部分が細くなり、象牙質という部分の割合が痛みを庇うかのように大きくなってくることで、気づくのに遅れてしまうことが要因とされています。気づくことに、遅れてしまうと処置は、神経を除去するあるいは、歯を抜くという選択になります。歯に変化があるが、痛くないから大丈夫と思っていてはすでに手遅れかもしれません。6月は虫歯予防月間なので是非検診をオススメします。
巣ごもり生活でお口の中は黄色信号?
気温が暖かくなってきて、過ごしやすい季節となりました。生活様式が変わり、規則正しい生活から少しかけ離れている方もいるのではないでしょうか。来院される患者様で最近来たばかりなのに、多くの虫歯予備軍が増えていたなど、虫歯や歯周病が増えているように感じます。考えられる要因としては、先ほど述べていますが、生活様式の変化や新型コロナウィルスの影響で蔓延防止措置だったことによる受診控えなどの社会的要因が考えられます。歯が薄く感じたり着色している、モノがよく挟まる、歯茎が下がっているように感じるなど、又はマスク生活の影響か口臭や口が大きく開かないなど、いつもと違う違和感を感じている方は黄色信号だと思います。鏡の前で自身のお口の中をじっくりと見てみて下さい。「こんな感じだったかな。。?」と思う方は上記に当てはまるかもしれません。詰め物が取れやすくなっている方は、そこに虫歯があるので取れている方もいます。季節が変わり様々なことに挑戦していきたいと思う時期だと思います。少し避けていた歯科検診を今一度行って、お口の健康寿命を伸ばしませんか?
マスク生活でお口の中気になりませんか。
クリスマスや年末年始とうれしい行事が並ぶ時期となりました。皆さんは今年1年総括すると、どうでしたか?コロナの影響で予定がうまく決まらず、もどかしい1年だったかと思います。大掃除などで気持ちを切り替えて来年こそは楽しい1年にしていきたいですね。新しく迎える1年、お口の中も清潔にしておいた方が気持ち良いですよね?寒い時間も続き、口の中が乾燥したり、マスクを常時着用しているとお口の中の粘着きや口臭など気になりませんか?乾燥しすぎると、ドライマウスの原因に繋がります。加齢による口の中の乾燥で、入れ歯が落ちやすくなったりします。こちらはその他に大きな病気が隠れている可能性があるので注意が必要です。また、歯周病や口内炎の原因に繋がります。歯周病が進行したり、痛くない虫歯を放置している場合、マスク内の自分の息がひどくなっているかもしれません。マスクにより、口が乾燥しやすいや口臭が気になる時は、受診して頂き清潔な口内にして新年を迎えましょう。