虫歯治療

そもそも歯周病とは

残暑が厳しいですね。マスク生活が続くとお口トラブルが意外と多くなります。よく耳にする歯周病とはどのようなお口トラブルを思い浮かべますか?歯が染みる?歯が痛い?歯茎から出血?口臭がひどくなる?などは思いつくかと思います。そもそも歯周病とは、歯と歯茎の境目にある歯肉溝に細菌が侵入して、歯肉に炎症を引き起こし、その炎症が歯を支える歯槽骨にまで及んで骨を溶かしてしまう病気と言われています。症状としては、歯茎の腫れや痛み、出血、噛む力の低下や歯と歯に隙間や歯茎が下がったり・歯がグラグラしたりします。初期症状ではあまり気づかず、勝手に治っているケースがありますが、治った訳ではなく菌は潜んでいます。歯の汚れが溜まり、細菌の住処となり歯肉炎になります。そこで症状が出なくなると完治したと勘違いしますが、これが危険です。歯肉炎から歯周病へと進行する可能性があります。また、マスクを長時間着用しているため、お口の中が乾燥し歯周病菌が増えて歯周病を誘発することになります。抑制するためには、口内洗口液や日々の正しいブラッシングをすることです。歯周病は1回治ったら終わりではありません。常に菌は潜んでいます。予防としては日々のブラッシングもですが、おかしいなと感じたら歯科医院を受診することで進行を抑えることができます。定期的にプラークや歯石除去を含んだケアが必要です。

乳歯から歯を大切に。

乳歯が生えそろうのは平均で3歳前後です。お子様の歯のお手入れをするのに苦労されている方もいるのではないでしょうか。「いずれ抜ける歯だから少しくらい適当でも良いのではないの?」と思うかもしれませんが、ケアを大切にしておかなければ永久歯に影響が出てしまいます。乳歯の虫歯を放置してしまうと菌が、歯の根っこにまで達し、そこに膿が溜まります。永久歯は、乳歯の真下にあるので、膿が溜まったところから生えてきます。その時に、永久歯が虫歯菌に感染して変色した歯が生えてしまいます。虫歯菌に感染した永久歯は、虫歯になるリスクも高くなります。また、噛む力(咀嚼力)や顎の発達に大きく影響します。子供の骨は発展途上です。虫歯がある歯を避けて反対側ばかりで噛んでしまうとバランスが悪くなり、顎が変形したり顔のバランスが悪くなることもあり得ます。それらを防ぐために、お子様が1人で歯磨きをした後は必ず仕上げ磨きをしましょう。その際、気になる箇所(変色や歯並び等)があった場合はすぐに受診して相談して下さい。子供の噛み癖も注意し、片側だけに偏った噛み方や噛まずに飲み込む等をしていれば歯や顎に原因がある可能性があります。子供の歯の定期検診は3カ月に1度が目安です。フッ素予防もするのでより安全で、削らず健康な歯で健康な永久歯になると思います。一生健康な歯を保つために乳歯から予防と検診に努めましょう!

年末に向けて歯を綺麗にしませんか。

歯磨きをした後、鏡で自分の歯をチェックした時、歯の溝に黒い線があったという経験をされた方はいらっしゃらないですか?これの正体として考えられるのは3つです。1番多いのは虫歯です。むし歯菌によって歯を形成しているミネラルが溶かされ、溶かされた箇所に食品などの色素が沈着することで歯が黒くなると考えられています。歯磨きで全く取れない場合や黒い線が徐々に広がっている、周りが凹んで見えるなどの症状がある場合は要注意です。初期の虫歯であれば削ることはありません。フッ素の塗布による予防と経過観察で済みます。中期以降になるとその歯を削って、白い詰め物をするなどが挙げられます。症状が進行し最悪の場合は、穴が大きくなったり神経を取る処置や銀歯を詰めたり被せたりするので治療の回数が増えます。他に挙げられることは、着色汚れや歯石である場合もあります。1本の歯全体がグレーっぽく黒ずんでいる方は神経が死んでいます。ホワイトニングで白くすることができます。これらで気になった方は進行が進まない内に、早めの受診をおススメします。新しい1年を迎える前にこの時期にご自身の歯を見直し、お口を綺麗にして良い1年を迎えましょう。

大人の虫歯は痛くない!?

大人の虫歯は痛くありません。知らないうちに出来ているものなのです。虫歯は痛くなったら受診ではないのです。例えば、一度歯に詰め物をしている方などは詰め物の周りの歯が黒くなっていたり、詰め物が取れる。フロスをするとよく引っかかる歯がある。チョコレートなど甘い物を食べた時に歯が染みた。歯周病や加齢に伴い、歯茎の位置が下がって歯が減っている。歯茎の境目が黒ずんでいる。既に神経を取っている歯がある方。この方は、虫歯が進んでも痛みがないので気付かず、ある時急にポキッと折れてしまう場合があります。このような症状以外な方も常に注意が必要です。自身では、大人虫歯は分かりにくいものです。普段の生活の中で小さなサインは出ています。少しでも違和感を感じるのであれば、受診することをおススメします。症状が重くなると時間と費用がかかります。そうならないために早期発見・治療が大切です。

知覚過敏などの歯が染みるお悩みの方へ

最近、「虫歯なのか知覚過敏なのか分からないです。」という患者様が多数来院されます。知覚過敏とは、歯の表面のエナメル質が削れて、痛みを感じる部分の象牙質がむき出しになっている状態を指します。理由としては、①間違ったブラッシング②炭酸飲料等の過剰摂取③歯ぎしり④噛み合わせの悪さなどが挙げられます。これらに当てはまり、知覚過敏を放置してしまうと虫歯に繋がっていきますので注意して下さい。知覚過敏の一般的な予防策として、知覚過敏を抑える効果のある歯磨き粉の使用やエナメル質をすり減らす歯磨きの仕方(強い力で横磨きをする等)を変えることが挙げられます。一向に治らないという方は、歯科医に相談すると・正しいブラッシング指導・染みるのを抑える薬の塗布・レーザー照射や減ったエナメル質を補うための詰め物を充填する改善法があります。歯が染みるだけでは、虫歯か知覚過敏なのかが分からないですが、どちらも歯科医院で原因を調べて頂き、早期治療を施すことが気持ち良く好きな食べ物を食べられる日が近くなります!

気になる銀歯。白い歯にしませんか。

笑った時に銀歯が気になると思ったことはありませんか。虫歯がひどく、小臼歯(前から4番目、5番目)を被せ物として銀歯にしていらっしゃる方はいませんか。保険治療でも白い歯にできる可能性があります。特徴は、従来のレジン(プラスチック)にセラミックの粒子を配合した素材になります。金属を使わないので金属アレルギーの方にも安心です。銀歯と比べて見た目が綺麗な外観をしています。審美性と耐久性にも優れていますが、噛み合わせが強いと診断されている方はオススメ出来ません。また、ブリッジなど繋がった歯には強度の面で適していません。現段階で歯の状況を考慮し、適用できない場合もありますので、一度歯科医院で相談して下さい。

お口の臭い、気になりませんか?

日頃、お口の臭いを気にしたことはありませんか?口臭の原因は2つあります。1つは全身疾患からくる内臓関係の病気(消化不良、糖尿病)などがあります。2つ目はお口の中に原因があり、舌の汚れ・入れ歯の汚れ・虫歯・歯周病が考えられます。舌の汚れとは、舌の色が変わっていたり舌の上でザラザラとした苔のような塊がある状態のことを言います。舌汚れの対策としては、舌ブラシを使用し優しくなでる様にすることがコツです。その際、やりすぎには注意して下さい。

虫歯が臭う原因は、虫歯の穴に食べ物が詰まりそれが腐敗し、ガスが発生したりするとすごく臭います。神経が死んでしまって壊死すると痛みは感じませんが骨の中で膿んでしまい、膿の臭いがかなりきつく口臭の原因になります。

歯周病は、歯茎が腫れて細菌が溜まり骨を溶かして膿んでいく病気ですが、痛くはないですが朝起きた時のお口のネバネバと共に強烈な臭いがしています。

その他の原因として、入れ歯に食べカスや歯石が付着したり、コーヒーやタバコなどの着色が口臭の原因となっています。入れ歯の手入れを欠かさず行いましょう。

お口の中の病気で起こる口臭は、早期発見・治療ですぐに改善されることなので一度ご自身で確認してみて、歯科医院で相談してみましょう。

あなたにあった治療方法やケアの仕方が見つかると思います。

虫歯のチェックをされていますか?

長いこと歯科医院に行ったことがない方でお口の中を気にされている方も多いと思います。

そのような方は、まず自分で虫歯のチェックをしてみましょう。思わぬ間に、初期虫歯になっていた、ということがあるかもしれません。

セルフチェックの方法としては、奥歯の溝が黒っぽく変色してきている、フロスが引っかかる、以前治療した詰め物や被せ物に段差ができている、温度差に違和感を感じる、甘いものを食べた時に一瞬痛みが走るなどの感覚を見逃さないことです。

これらのことが当てはまった場合、初期虫歯になっている又は静かに虫歯が進行している可能性が高いので対処法が必要です。

初期虫歯であれば歯を削らず予防処置で済みます。また、少し進行している場合でも大きく削って金属などの詰め物や被せ物にならず白い詰め物で分からないように修復できる場合もあります。

痛みが強くないと治療しようとは思わない方もいると思いますが、早期発見、早期治療がとても重要になります。

まずは、セルフチェックをして当てはまる方は、歯科医院でもチェックを受け、治療方法(予防処置)を相談してください。

ゆか歯科クリニック

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